誰がための勲章
オリンピック・パラリンピック大会が終わりました。大きなアクシデントなく無事閉幕までこぎつけることができてほっとしています。
開催すら危ぶまれた今回の東京大会。アンチ商業オリンピック派で普段あまり観ない私でも、心掴まれ目を潤ませるような場面が多くありました。
競技を終えた選手たちのほとんどがオリンピック開催に尽力された方々と今まで支えてくれた周りの人達への感謝を口にしていました。
おそらく私たちが想像すらできないだろう挫折、絶望、苦難を乗り越えて来た彼等が発するその言葉には大勢の人の心に響き渡る力がありました。
金銀銅のメダルを獲得した選手以外の人たち…力及ばずメダルを逃した多くの選手、ボランティアやパラリンピック選手の補助をしていた方々、開会式と閉会式を彩ったたくさんの人たちにも賞賛のメダルを贈りたいと思います。
名誉ある賞をいただけることになったある芸人さんが自分が大きな賞をもらうことを躊躇っていたら、ある師匠が一言だけ仰ったそうです。
「今まで世話になった人たちが喜んでくれるから貰っとけよ」
その人に与えられたメダルは一緒に喜んでくれる周りの人達によって輝くのです。
それではまた。ありがとうございました。