はしるおうち〜取捨選択の日々〜

キャンピングカー生活を目指して生活のコンパクト化をしていきます。

This is me ‼︎

「グレイティス・ショーマン」で髭女という特異な容姿のために周りから迫害を受けていたレティが力強く歌いあげました。

これが私のあるべき姿なの! これが私よ!

レティほどではないにせよ容姿にコンプレックスを持っている人は少なくないでしょうね。思いあまって美容整形を考えるのもわかりますが、本当にそれで全てうまくいくのでしょうか。

先日テレビを見ていたらシワやたるみを指摘されて涙ぐむ80代の女性が出てきて絶句しました。

「あなたの80年はなんだったの⁈」

化粧品会社の過剰なCM演出だと思いますが(そう信じたい)見た目に縛られる人生ってもったいないなと思います。

確かに美しさは武器になる場合もありますが、美しい人にはそれなりの悩みがあるようです。努力して勝ち取ったのに容姿で得をしたと言われたり、やたら妬まれたり。以外と異性に縁がなくて寂しい思いをしたり。美しい人はそれほど美しさをありがたがってないかもしれません。

美しい容姿を持っていない人は他の才能があるから持つ必要がないのだと聞いた事があります。

容姿に自信がないなら他のことで自信を持てばいいのです。目の前の鏡ばかり見てうつむいているより、顔をぐっと上げて楽しいことに瞳を輝かせている方がずっと素敵だと思いますよ。

このブログをアップする前日、近所の図書館でこんな本を見つけました。最初「阿川佐和子・訳」に惹かれて手に取ったんですが、何か突きつけられたように感じたので借りて読んでみました。

「首のたるみが気になるの」ノーラ・エフロン

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恋人たちの予感」「ジュリー&ジュリア」の映画監督として一世を風靡した彼女も老いに抗って七転八倒したんですね。親しい友人たちを次々と亡くして、我が身にもやがて迫り来る「死」に恐れ慄きながら、それでもエッセイの最後には顔を上げて明日に歩き出す姿を見せてくれます。

美しくてもそうじゃなくても平等に「老い」はやって来ます。どんなに抗っても自然の摂理には到底敵わないのです。決して諦めるのではなくうまく受け流して前に進めたら素敵なことでしょ?

このエッセイを書いた6年後彼女は急性白血病で亡くなってしまいますが、最期に出した答えを聞いてみたいですね。

還暦間近の私にもシミやたるみはありますが(しわは笑いじわだから免除)気にしないようにしています(微妙な言い回し💦)。白髪染もやめて必要以上のお化粧もやめましたけど、楽しいことを諦めずに常に好奇心を持って、これが私よ!と胸を張れるように生きていきたいと思います。

それではまた。ありがとうございました。